しあわせ屋根屋様
貴重な情報ありがとうございます。
//なおこれはLightningを使っているうちのお店のサイトではということで、「NPO法人フリースクール」のものではないです(^^;; //
今回の課題は「VK Block」です。「NPO法人フリースクール」ではありません。
VK Blockは大変な高機能でデザインも優れたプロダクトですが、それを実現するためのコード類(CSS、JS)がふんだんに盛り込まれており、表示スピードに課題がある、というのがこのトピックの本質、中核です。
具体的には、例えば検索結果に表示された「しあわせ屋根屋」という文字をクリックすると、画面が真っ白な状態が15秒間続くということです。これによって、ユーザーが「こんなに時間がかかるなら」と、検索結果に戻って別の屋根屋さんを探す、いわゆる「ユーザーの離脱」が起こります。
また、最初の画面表示に時間がかかることは、googleの検索エンジンの評価を著しく下げますので、検索順位の下降が起こるでしょう。また、googleの広告の入札価格にも影響します。
なので、しあわせ屋根屋殿がVK Blodkを導入したら、現在の「ホームページ経由でたくさんお仕事をいただいている」状況が一瞬にして瓦解するでしょう。
このVk Blockの課題は、専門的には「レンダリング(画像表示)を妨げるブロック」といいますが、通常はこうした現象を無力化する部品(プラグイン)が効力を発揮します。がしかし。WP fastest cacheというこの分野では最強の製品製品の「delay js」という強大な機能を持ってしても押さえ込めません。
したがって非常に「根が深い問題」なのです。
今回のケースは、Web制作者の一般的な対応策、画像の圧縮、次世代フォーマットの活用、CDNなどは「レンダリング(画像表示)を妨げるブロック」問題に対して全く効きません。VK Block製品自体の問題だからです。製品の何がボトルネックかを特定し、デバックする能力が必要なので、製品のコアな部分まで触れなくてなならず、VKの内部の方しかこの課題を解決することができません。
そうした中、VK Blockは膨大なユーザーがいる製品で、この最適化をやるとなると、広範囲な影響度分析、デザイン等の機能との両立、テストなどのプロセスとワークが必要なため、簡単には解決しない課題です。
VK BlockおよびVKブロックライブラリーは、デザインだけでなくユーザーの感情動線を考え抜いて作られた素晴らしい製品で、ドラック&ドロップでサイトを簡単に変更できるなど、メンテナンスもしやすいという、ローテクのユーザーに優しい、初期の導入者にとっても優れた製品です。
しかし、しあわせ屋根屋殿のように、検索エンジン順位でシノギを削っているような会社さんは、手を出すと大火傷する製品ではないかと思います。逆にいうと、スピードの最適化を実装すると、めちゃくちゃすごい製品になるということです。仮に実装されたら、もうVK一択。VK最強。